ハゲを防止するためには何が必要?男性型脱毛症改善のためにすべきこと

「薄毛が進行したら、ハゲになる?」

「ハゲの原因がわからない」

「ハゲを防止するためにどのような対策をすればいいか分からない」

「ハゲ対策のヘアケア用品はハゲ防止に効果がある?」

このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。ハゲを防止するには、はじめにハゲの原因を知ることが大切です。ハゲの防止には、原因に応じた対処方法があり、原因によって治療方法が違います。

男性がハゲになる原因の多くはAGAです。AGAは早期に治療を始めると進行を抑えることができます。しかし、AGAは徐々に進行する病気であるため、治療をせずに放置すると症状が進み、手遅れになるかもしれません。

この記事ではAGAについて解説し、実際に僕がハゲの進行を防止するためにやったことやポイントについて詳しく解説しますのでご参考にしてください。

30代前半でハゲてきた僕

この記事を書いてる僕はおじいちゃんがハゲだったので俗に言う「ハゲ家系」

いずれハゲる覚悟はしていたものの、30代でハゲるとは夢にも思っていませんでした。

シャンプーで抜け毛が気になることもあり、秋だったので季節の変わり目の抜け毛かと軽い気持ちで放置していました。

しかし、一時的な抜け毛ではなく暖かい季節になっても抜け毛は減ることがなく、髪の毛のボリュームも減っている実感があり危機感を持ちました。

そんなある日、普段はお茶目で思いやりのある上司に言われたある一言が僕の心に刺さりました。

「お前、ここなんとかしろ」

僕はその上司と一緒にお客さんのところへ行ったとき、髪の毛がボサボサで注意されたことがあったので、また髪を切れということかと思い、僕は「切ります」と答えました。

すると上司は「俺の使ってる薬今度やる」と僕の薄毛を指摘してきたのです。オブラートに包んで言ってくれたようにも聞こえましたが、僕の心にグサっと刺さりました。

薄毛は自分でも気づいていましたが、家族以外の人に指摘され
たのはこの時が初めてだったからです。その上司は僕のことを思って指摘してくれたのは伝わったのですが、そこまで薄毛が進行していたことに大きなショックを受けたのです。

これを機に僕は薄毛治療を本気で始めることになります。

ハゲを防止することは可能?

ハゲを必ず防止することはできませんが、生活習慣の改善や頭皮環境を整えることで、ある程度予防することができます。

ハゲになる原因は、AGA(男性型脱毛症)・ストレス・生活習慣の乱れ・自己免疫疾患など様々な要因があります。ハゲの原因によってハゲの対策も異なります。

すでに失われた髪の毛を取り戻すことはとても難しいため、ハゲを防ぐには、初期の対策がとても大切です。薄毛や抜け毛が気になりはじめたときは、20代後半または30代前半のうちから対策をはじめましょう。

日本人男性の3人に1人?ハゲの原因となるAGAとは

AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンであるテストステロンが5α還元酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることで薄毛を発症する遺伝性の病気です。AGAは、日本人男性の3人に1人が発症しているとされています。

DHTが、毛包にある男性ホルモン受容体に結合すると、脱毛因子を増やし、髪の成長に関わる毛母細胞の働きを抑え、薄毛を引き起こします。

AGAの初期症状は、髪の毛が細くなり髪の量が減少します。また、生え際や頭頂部に薄毛が生じることが特徴的です。女性もAGAを発症しますが、男性に比べると発症頻度も低い傾向にあります。

AGA(男性型脱毛症)は治療が必要な「進行性の病気」です
「AGA」の文字は、最近、電車の中の広告や街中でもよく目にするようになりましたが、どんな病気かご存知ですか? 近年では若い20代でも発症する人が多く、約3割の男性が発症すると言われているくらい身近な病気です。 今回は、このAGA...

まだ間に合う?もう手遅れ?ハゲの進行の基準について

生え際や頭頂部などの毛根が完全に死滅してしまった部分については、治療をしても効果が見込めない場合があります。ハゲの治療が間に合うか、手遅れなのかは、個人差があるため、自己判断せず早期に専門医に相談することが大切です。

AGAの進行の基準は、日本では高島分類が広く使われています。1型〜7型に分類され、数字が大きくなるほどハゲが進んでいる状態です。1型や2型など、薄毛の範囲が狭いほうが治療の効果が得られやすくなります。

症状が進み、頭皮が見える範囲が広いときは、治療に時間がかかります。また、植毛などの手術を伴う治療方法を選ばなければ治療ができない可能性もあるでしょう。

ハゲの進行を防止するためにできること

ハゲの進行を防止するためにできることは以下の5つです。

  • 生活習慣の見直し
  • ストレスの緩和
  • 正しいヘアケア
  • 投薬治療
  • 植毛

それぞれ詳しく解説しますので、続きをお読みください。

ハゲの防止法①生活習慣の見直しと改善

ハゲの防止方法のひとつは、生活習慣の見直しと改善です。以下の3つを中心に生活習慣を見直してください。

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠

薄毛の原因のひとつに、栄養不足があります。特に、ビタミンやミネラル、タンパク質など、髪の毛に必要な栄養素を多く含む食材を積極的に摂るようにしましょう。
【薄毛は食事で改善】髪の成長に効果があった健康的な「食事法」を紹介します

適度な運動は、血行を促進し、頭皮や毛根に必要な栄養素を届ける効果があります。また、ストレスを緩和し、ホルモンバランスを整えることもできます。運動不足の方は、ウォーキングやジョギングなど、簡単な運動から始めるとよいでしょう。
【薄毛は運動で改善】髪の成長に効果があった健康的な「運動法」

睡眠不足は、ストレスを増大させ、ホルモンバランスを崩す原因となります。また、睡眠不足は、細胞の修復や再生に必要な成長 ホルモンの分泌を抑えるため、髪の毛の成長にも影響を与えます。

【薄毛は睡眠が影響する】髪の成長に効果がある健康的な「睡眠法」を紹介します

また、タバコに含まれるニコチンは、血液の流れを悪くするので、頭皮や毛根に必要な栄養素が行き届かず、薄毛や抜け毛の原因となります。喫煙習慣のある人は、AGAの進行を遅らせるためにも禁煙努力をしましょう。

ハゲの防止法②ストレスの緩和

ハゲの原因の1つにストレスがあることは、多くの研究で示されています。過度なストレスを受けると、交感神経が優位になり、血管が縮まります。その結果、髪の毛まで十分な栄養が行き届きません。

自分に合ったストレス緩和方法を見つけ、ストレスを発散させることが大切です。

例えば、ストレッチやヨガ、瞑想、深呼吸、お風呂に入るなど、毎日少しでもリラックスする時間を作りましょう。

一般的に、自分の好きなことをすると、ストレスを解消できます。 好きなことがない場合は、新しい趣味を見つけることも大切です。

ハゲの防止法③正しいヘアケアで頭皮を守る

正しいヘアケアを行うことで、頭皮を守り、ハゲの進行を防ぐことができます。 正しいヘアケアのポイントは以下のとおりです。

  • 自分の頭皮合ったシャンプーを選ぶ
  • シャンプーの量は適量を使う
  • 泡で優しくマッサージしながら髪を洗う
  • しっかりとシャンプーを洗い流す
  • ドライヤーでしっかり乾かす

正しいヘアケアで頭皮を守り、髪の毛の成長を促すと、ハゲの防止になります。

ハゲの防止法④投薬治療

ハゲの原因がAGA(男性型脱毛症)であるときのハゲ防止方法としては、薬物療法が有効です。投薬治療は、内服薬や外用薬を用いた治療法で、発毛を促し、薄毛の進行を抑えることができます。

主な投薬治療には、AGAの進行を抑える内服薬(フィナステリドとデュタステリド)と発毛を促す効果もある内服薬、外用薬(ミノキシジル)があります。

内服薬のフィナステリドとデュタステリドは、男性ホルモンのDHTの生成を抑え、ヘアサイクルを正常に戻し、AGAの進行を抑制します。外用薬のミノキシジルは、毛包に直接働き、発毛を促す効果があり、薄毛の進行も抑えます。

これらの薬剤には、副作用や使用上の注意があるため、医師や薬剤師の指示に従って使用しましょう。投薬治療は、専門の医師の指導のもとで行うことが大切です。

また、投薬治療の効果を保つためには、治療を続けなければいけません。投薬治療を中断すると、再び薄毛が進行します。

最近では、オンライン診療によるAGA治療も増えています。自宅にいながら手軽にAGA治療を受けることができ、プライバシーも守られるため、対面診療に抵抗がある人にはおすすめです。

ハゲの防止法⑤植毛

ハゲの防止方法には植毛もあります。植毛とは、側頭部などのAGAを発症していない自分の髪の毛や人工毛を抜け毛が目立つ部分に移植することです。

植毛が成功すれば、髪の毛が生え続けるため、確実にハゲを防止できる方法のひとつです。 植毛は、健康状態や髪の毛の状態によっては、施術ができない場合もあります。そのため、医師による適切な診断とカウンセリングが必要です。

植毛は外科的な手術であるため、感染症などのリスクもあります。また、植毛にかかる費用は数万円から数十万円と高額であるため、自分に本当に必要なのかをよく考え、実績が豊富なクリニックを選びましょう。

ハゲ防止のための治療の際のポイント

ハゲ防止のために治療をはじめるときは、自身に合った治療で続けやすいものを選んでください。

AGAの治療には、内服薬や外用薬、植毛などがあります。AGAの治療には個人差があるため、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。また、治療を途中でやめてしまうと、再び症状が進行しますので、治療を続けなければいけません。

副作用やリスクなどについても理解し、不明点があれば医師や薬剤師に相談し、続けられる治療方法を選択しましょう。

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