【短編恋愛雑学⑤】科学的にみたモテる要素とは 男女別で違います

モテる要素 恋愛

この記事では男女別の「科学的にみたモテるということの本質」ついて解説します。

素敵な相手を見つける上で参考にしてみてください。

女性のモテる要素

女性のモテる要素はこちらです。

  • WHR 0.7
  • くびれがある
  • 若い

それでは見ていきましょう。

なぜWHR 0.7はモテるのか

モテるために必要なことを語る上では、体型スタイルの良さを落とすわけにはいきません。実は理想の体型については、男女別に定説と言ってもいい定量的な基準が示されています。

それが女性のWHR(Waist Hip Ratio)です。

心理学者のデヴェンドラシンの研究などによれば、女性の場合、ウェストとヒップのサイズの比率(Ratio)がウェスト:ヒップ= 0.7〜0.8:1になるのが理想とされています。

ウェスト:ヒップ= 0.7〜0.8:1

数値で言うと、例えばウェスト58〜60に対して、ヒップが82〜84くらい。文化圏や時代を問わず、男性が魅力的と感じる女性の体型は、ぴったりとこの基準に合致するというのです。実際に女性タレントのスリーサイズを調べてみると、大体この範囲に当てはまっていることがわかるでしょう。

ただし、理想的なWHRの女性が必ずしも痩せているというわけではないので注意してください。ウェストが標準より大きくてもその分お尻も大きければWHR話0.7〜0.8の間に収まります。WHRは、細身の体型の女性にも、ふくよかな体型の女性にも当てはまる基準だということです。

要するに、くびれがあることが大事と考えてください。

妊娠しやすい女性を選ぶ男

では、なぜWHRが0.7〜0.8の女性は魅力的なのでしょうか?それは、WHRがこの範囲にある女性は、生物学的にみて妊娠しやすい体型であるからです。

ウェストとヒップの比率は基本的にはエストロゲンと言う女性ホルモンの濃度によって決まります。そして妊娠に最適なエストロゲン濃度は理想的なWHRを生み出すエストロゲン濃度とかなり近いことがわかっています。

くびれがある=妊娠しやすい

つまり、男性はくびれのある女性を見ると、本能的に妊娠しやすい体系であると見抜いて性的な魅力を感じるというわけです。男性がいわゆるナイスボディを好むには、こうした生物学的背景があります。

それだけではありません。

最近では、体に良い脂肪として青魚などに多く含まれているオメガ3が注目されています。このオメガ3は人体でいうバストとヒップにつく脂肪です。言うまでもなく、脂肪は活動のエネルギーとして蓄えられているものですが、ではバストやヒップに蓄えられたオメガ3は何に使われているかというと、脳の活動です。つまりオメガ3は頭を活発に働かせる脂肪なのです。

WHRが0.7〜0.8の間に収まる女性はしっかりとヒップに脂肪がついている、すなわちオメガ3生ちゃんと蓄えていること。つまり頭が良いと考えられます。

脂肪がついている=頭が良い

スタイルの良い女性は、妊娠しやすさだけではなく、頭が良く、優秀な子孫を残せる可能性が高いこともアピールできるというわけです。

モテの基本はホルモンバランス

理想的な体型が分かったところででは、どうやってWHR0.7〜0.8のナイスボディになれるのでしょうか。最初にやるべき事は生活を整えることです。

WHRは、女性ホルモン(エストロゲン)のバランスで決まると言いました。ホルモンバランスを整えるためには、食事や睡眠に気をつけ規則正しい生活をするのが何より大事です。その上でウェストとヒップのサイズにメリハリをつけるエクササイズを取り入れていけばいいでしょう。

ウェストを引き締める運動とヒップにしっかりとした筋肉をつける運動を組み合わせていくのが基本です。いわゆる体感トレーニング系のエクササイズは両方を効率よくこなせるのでお薦めです。あとは自分の体型に合わせてウエストを絞るのと、ヒップを大きくするのと、どちらにウエイトを置くか考えればいいのです。

ちなみにWHRが小さくなって0.7に近づけば近づくほど、つまりナイスボディになればなるほど、女性は男性を選り好みをするようになるということがわかっています。

ナイスボディの女性→選り好みする

男性はナイスボディな女性を求めるけれど、実際にナイスボディになった女性に振り向いてもらうのは難しい。当然と言えば当然ですが、男性にとってはなかなか厳しい話です。女性にとっては理想的な体型を作る事はそれだけ威力があるという事ですから、ぜひ頑張っていただきたいところです。

繰り返しますがWHRはあくまでウェストサイズとヒップサイズの比率です。「理想的なウェストは60cm以下」のように体格の個人差や健康を軽視した基準とは違います。細い人も、ふくよかな人も、大柄な女性も小柄な女性も、自分なりに理想的な体型を目指すことができる基準だと言えるでしょう。

男性のモテる要素

男性のモテる要素は残念ながらこの一択です。

良い遺伝子であること。

よい遺伝子を持つ男性を選ぶ女性

男性がくびれのあるナイスボディを好むのには生物学的な理由があるというのがここまでの話でした。同様に女性がイケメンを好む理由も科学的に説明がつきます。そもそもこれは男女問わずですが、魅力的と感じられ、好まれるものは左右対称な顔です。

イケメン=左右対称な顔

いわゆる美男美女と言われる人は基本的に左右対称の整った顔をしています。

前にも述べましたが、自然界では対称性は健康の証です。

  • 遺伝子異常がない
  • 病原菌に犯されない

といった生物としての優秀さをアピールできるのです。

これは三大要素の「安定性」の部分です。詳しくはこちらの記事で解説しています。

排卵期はイケメンを好む女性

そして特に女性の場合には排卵期になると、左右が対象なシンメトリーな顔を持つ男性を好むようになるということがわかっています。

つまり、普段は「イケメンはあまり好きじゃない」と言っている女性でも、排卵期にはイケメンを求めてしまうのです。女性が特に妊娠の可能性の高い時期に面食いになってしまうのは、人間の生殖のスタイルが関係しています。

ヒトは、カエルのように一度に大量の子供を作ることができません。基本的に1度に生まれる子供は1人でその後成長するまで長い時間拘束されてしまいます。つまり、子供を産む女性からすると、1回の生殖の重要度が高いだからいい遺伝子を見極める必要があるのです。つまり、排卵期の女性が面食いになるのは、より遺伝子の評価に厳しくなっていると言うことなのです。

妊娠しやすい若い子を好む男性

これに対して男性はどうでしょうか。もちろん良い子孫をへ残すために、遺伝子の質の高い相手を見極める事も大事ですが、より効率的なのは、多くの相手と生殖をして自分の遺伝子をばらまくことです。

そのため、男性は、優秀な遺伝子の持ち主=整った顔立ちの美人よりも、妊娠しやすい相手=若い女性を求める傾向が強くなります。「美人よりも若い子」「次々と相手を変えたがる」といった男性にありがちな嗜好には、こうした背景があるわけです。

化粧は若さの「擬態」である

ここまでをまとめると

  • 「男性にとって、女性の性的な魅力とは、妊娠しやすさのこと」
  • 「女性にとって、男性の性的な魅力とは、優秀な遺伝子のこと」

ということになります。

モテるためにはこの要求に応えるように努力すればいいということになります。実際多くの女性は、既にこうした努力を無意識のうちにやっています。メイクは様々な方法がありますが、基本的には全てより若く見えることを目的にしています。ファンデーションで肌をツルツルに見せたり、チークを赤くして血色を良く、見せたいするのはその典型でしょう。つまり若さの「擬態」です。

一般に、より若い個体の方が、生殖能力が高いので「自分が若い=妊娠しやすく、生殖可能性が高い」ということを見せるために化粧をしているわけです。メイクに限らず、服装やアクセサリーに気を配ったりスタイルを維持するために、運動をしたり、人によっては整形をしたりするのも、若さの擬態の1種と考えて良いでしょう。

人のオスが求めるのは、より若くより妊娠しやすいメスであるということは、あまりにも身も蓋もない話ですが、ものは考えようです。

メイクをはじめとして、若さを擬態する技術は、人類の歴史とともに進歩してきました。こうした技術をフルに活用すれば、いくらでも魅力を高めることができるとも言えるのですから。

よい遺伝子アピールが大事

一方、男性の場合はどうでしょうか女性が男性に求める性的な魅力は優秀な遺伝子でした。だからシンメトリーな整った顔立ちの男性はモテるし、特に女性は排卵期になるとイケメンを求めるわけです。

残念ながら、整った顔立ちを「擬態」する方法は美容整形くらいしかありません。その意味では、女性が本能的に求めるような魅力を高める手段は、男性にはそれほどないと言うことになります。だからこそ、遺伝子レベルでのモテ要素以外の部分を男性は磨かなければいけないと考えればいいでしょう。

また自分の魅力を高めることに加えて、いかに異性を誘うか、落とすかという戦略も重要なことは言うまでもありません。

それについては別の記事で説明することにします。

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