- 「Investors Trustってどんな会社?」
- 「Investors Trustの評判が知りたい」
- 「海外の積立投資ってなんか怖い‥」
このような疑問にお答えします。
結論からお話しすると、僕をはじめ、多くの日本人も運用しており「将来の資産形成」において安心安全な海外の積立投資です。
- Investors Trustは安全な上に手数料がかなり安い
- 手頃な金額で始められる海外積立投資
- 15年の運用で十分な資産形成が可能
それではこの記事の中で解説していきます。
Investors Trust(インベスターズトラスト/ITA)
Investors Trust(通称:ITA)は、ケイマン諸島に拠点をおく保険会社です。
設立は2002年なので今年で20年。すでに世界40カ国で事業を展開し、総預かり資産は1,300億円と非常に順調に成長を続けている(=世界中から信頼されている)会社です。
ケイマン諸島は、西インド諸島を構成する諸島の一つで、イギリスの海外領土です。
ケイマン諸島は、タックスヘイヴン(租税回避地)であり、多くの海外の金融業社が、ここに資産運用会社や特別目的会社(SPC)を置いています。
ケイマン諸島は、タックスヘイブンであるがゆえに古くからマネーロンダリング(資金洗浄)などに利用されてきましたが、近年ではOECD(経済協力開発機構)やIFA(国際通貨基金)の監査が入っていて、透明性の高い国となっています。
ITAの正式名称は厳密には、「Investors Trust Assurance SPC」で、SPCとはSegregated Portfolio Companyの略です。
これは「分離された 資産管理の 会社」という意味で、ITAはケイマン諸島においてSPCとして登記されています。つまり、資産は分別管理されているので、経営の影響を基本的に受けないということになります。
Investors Trust(インベスターズトラスト/ITA)の商品
それでは、Investors Trust(ITA)の商品ラインナップについて見ていきましょう。
積立型プラン Evolution(エボリューション)
Investors Trust(ITA)の代表的な商品といえば、「Evolution(エボリューション)」でしょう。
この商品は、いわゆる運用型の商品で以下の特徴があります。
- 月100ドル(年間1,200ドル)から始められる
- 世界有数の約150〜300のファンドから選ぶことができる
- 手数料が他の海外積立投資商品と比較してかなり安い
- 10年経過時に10年間分の拠出額の7.5%のボーナス付与
- 以降、5年ごとに5年分の拠出額の5%のボーナス付与
このように、非常に手頃な金額から始められる海外積立投資となっています。
ITA積立型プラン Evolution(エボリューション)
商品名 | Evolution(エボリューション) |
---|---|
最低拠出金 | 年間1,200ドル〜/ユーロ/英ポンド (5年プランは年間2,400ドル〜) |
投資期間 | 5年・10年・15年・20年・25年 |
契約可能年齢 |
|
死亡給付金保障 | アカウント評価額の101% |
年間管理手数料 | 1年目から10年目:1.9% 11年目以降、プランの期間中0.35% |
プラン手数料 | 毎月7ドル/ユーロ(英ポンド4.5) |
資産管理手数料 | 毎月ファンド残高の0.125% |
ファンド変更手数料 | 無料(月15回まで) |
クレジットカード手数料 | 無料 |
解約手数料 | 解約時の残存契約年数に基づく年間管理手数料と同額 |
ロイヤリティボーナス |
|
追加配分 |
|
無料一部引き出し | 2年目の終了時以降可能。 アカウント価値は最低1200ドル/ユーロ/英ポンドを保留する必要有 最低解約返戻金600ドル/ユーロ/英ポンド |
≫ ITA積立型プラン Evolution(エボリューション)
年間1,200ドルから始められるので月100ドルから、日本円にするとおよそ1万円前後から始められます。
このEvolution(エボリューション)自体は比較的前から日本に上陸していました。
ところが、当時のEvolution(エボリューション)は選択可能なファンド数も80程度と少なく「良いファンド」が多くあるとは言えませんでした。また、日本語のサポートも期待できないといった状況でした。
しかし近年では、選択可能なファンド数が約150と増え、いいファンドも結構登場してきました。
ファンドの選択さえ間違わなければ、手数料の安さも相まり非常に良い結果を得ることができます。
実際、賢人や周りの投資家がITAの契約でIFAに指示して買ってもらっているファンドはここ10年の平均利回りが9%を超えていますし、うまく複数のファンドを組み合わせて定期的なリバランスを行うことで10〜12%も現実的に可能です。
また、現在ではITA内に日本語ができるスタッフが在籍し、日本語のHPの整備や問い合わせフォームの設置など環境としても充実しいます。
比較的少額から始められるので、年金の足しにする運用がいいと個人的には思います。
今回はわかりやすく学資保険代わりに子供の受験費用等に向けて15年間運用する場合を見ていきましょう。
【例1】運用がそこそこで年利5.5%で運用できた場合
子供が3歳になるまでに月々200ドル(約2万円)でEvolution(エボリューション)で積立運用開始
年間拠出額2,400ドル×15年間=36,000ドル(約360万円)ですが年利5.5%で運用できた場合このようになります。
1年目 | $2,390.40 |
---|---|
2年目 | $4,828.98 |
3年目 | $7,317.69 |
4年目 | $9,858.52 |
5年目 | $12,453.56 |
6年目 | $15,104.98 |
7年目 | $17,815.04 |
8年目 | $20,586.06 |
9年目 | $23,420.51 |
10年目 | $28,120.91 |
11年目 | $31,161.91 |
12年目 | $34,702.68 |
13年目 | $38,376.35 |
14年目 | $42,188.24 |
15年目 | $46,743.86 |
手数料などを差し引きながら、10年目、15年目にロイヤリティボーナスが加算され、結果的に15年後に46,743ドル(約467万円)になります。
46,743ドル−36,000ドル=10,143ドル
10,143ドルの利益に対して税金がかかります。
10,143ドルに20.315%の所得税が引かれて約8,082ドル(約80万円)が利益になり、子供が18歳を迎える頃に手元に約440万円の資産が出来上がります。
※かかる税金については税理士さんなどにきちんと相談しましょう。
例2)運用が良くで年利10.5%で運用できた場合
子供が3歳になるまでに月々200ドル(約2万円)でEvolution (エボリューション)で積立運用開始
年間拠出額2,400ドル×15年間=36,000ドル(約360万円)ですが年利10.5%で運用できた場合、このようになります。
1年目 | $2,452.57 |
---|---|
2年目 | $5,076.17 |
3年目 | $7,886.20 |
4年目 | $10,899.41 |
5年目 | $14,134.12 |
6年目 | $17,610.24 |
7年目 | $21,349.51 |
8年目 | $25,375.61 |
9年目 | $29,714.36 |
10年目 | $36,193.89 |
11年目 | $41,406.87 |
12年目 | $47,485.35 |
13年目 | $54,101.73 |
14年目 | $61,304.44 |
15年目 | $69,746.22 |
手数料などを差し引きながら、10年目、15年目にロイヤリティボーナスが加算され、結果的に15年後に69,746ドル(約697万円)になります。
69,746ドル−36,000ドル=33,146ドル
33,146ドルの利益に対して税金がかかります。
33,146ドルに20.315%の所得税が引かれて約26,412ドル(約264万円)が利益になり、子供が18歳を迎える頃に手元に約624万円の資産が出来上がります。
※かかる税金については税理士さんなどにきちんと相談しましょう。
どうでしたか、こうやって見るとかなり資産形成ができていることがお分かりいただけたかと思います。
Evolutionの特徴である手数料の安さは、長期間の運用をであればあるほど大きな影響が出てきますので、もっと長いシミュレーションが欲しい人は想定している年数と金額を添えて問い合わせください。
積立(一括)型プラン S&P500 Index(S&P500 インデックス)
この「S&P500 Index(S&P500 インデックス)」はその名の通りS&P500に連動した商品で、基本的には積立型の商品です。一括型もありますがあまりメリットはありません。
- 年利約4.3%〜上限無し
- S&P500 Index(インデックス)に連動
- 運用成績が悪くても、
10年時点で最低でも元本確保100%(総拠出額に対して)
15年時点で最低でも元本確保140%(総拠出額に対して)
20年時点で最低でも元本確保160%(総拠出額に対して) - 10年目に10年間分の拠出額の7.5%のボーナス付与
15年目に5年分の拠出額の7.5%のボーナス付与
20年目に5年分の拠出額の5.0%のボーナス付与
という日本ではとても考えられないような商品です。
この商品で運用成績に関わるS&P500は、S&Pが算出しているアメリカの代表的な株価指数のことで、ITバブル崩壊やリーマンショック時に一時下落しているものの、長期的に見ると成長を続けています。
ちなみに、あのウォーレン・バフェット氏は、自分の死後に備えて、妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ」という言葉を残しているそうです。
(出典:googleで「S&P500」で検索)
積立(一括)型プラン S&P500 Index(S&P500 インデックス)
商品名 | S&P500 Index |
---|---|
通貨 | 米ドル |
最低拠出金 | 年間2,400ドル〜 |
追加拠出 | 年間2,400 ドルより(ライダーとして) |
拠出頻度 | 年払、半年払、四半期払、月払 |
投資期間 | 10年・15年・20年 |
元本確保 |
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契約可能年齢 |
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死亡給付金保障 | 対象となる支払の基準額は、アカウント評価額101% |
年間管理手数料 |
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プラン手数料 | 毎月10ドル |
ストラクチャー手数料 | アカウント価値の 0.125%/月 |
解約手数料 | イニシャルユニット残存期間分相当額 |
一部解約 | イニシャルユニット期間終了後、純現 金価値2,400ドルを最低維持額として 一部解約が可能。一部引き出しに手数料は ないが元本確保は無効となる。 |
ロイヤリティボーナス |
|
この商品は、年間2,400ドルから始められるので月200ドルから、日本円にするとおよそ2万円前後から始められます。
比較的少額から始められるので、年金の足しにしても良いですね。今回はわかりやすく学資保険代わりに子供の受験費用等に向けて15年間運用する場合を見ていきましょう。
例1)運用が悪く元本確保140%の場合
子供が3歳になるまでに月々200ドル(約2万円)でS&P500 Index(S&P500 インデックス)で積立開始
年間拠出額2,400ドル×15年間=36,000ドル(約360万円)
元本確保(プロテクション)は、総拠出額に対して140%なので、15年後に50,400ドル(約504万円)になります。
50,400ドル−36,000ドル=14,400ドル
14,400ドルの利益に対して税金がかかります。
14,400ドルに20.315%の所得税が引かれて約11,474ドル(約114万円)が利益になり、子供が18歳を迎える頃に手元に約474万円の資産が出来上がります。
※かかる税金については税理士さんなどにきちんと相談しましょう。
これだけの資産があれば、子供の受験費用、入学費用、引っ越し費用等を差し引いてもおつりがくるでしょう。
次は自分たちの老後や将来に向けての資産運用や投資法に回すといいでしょう。
ちなみに、ロイヤリティボーナスは10年目、15年目にそれぞれ付与されますが、元本確保は拠出額に対して140%なので、この額になります。
例2)運用が良く年利10.5%で運用できた場合
子供が3歳になるまでに月々200ドル(約2万円)でS&P500 Index(S&P500 インデックス)で積立開始
年間拠出額2,400ドル×15年間=36,000ドル(約360万円)ですが年利9%で運用できた場合、このようになります。
1年目 | $2,395.46 |
---|---|
2年目 | $4,970.87 |
3年目 | $7,711.85 |
4年目 | $10,636.65 |
5年目 | $13,752.62 |
6年目 | $17,065.30 |
7年目 | $20,579.17 |
8年目 | $24,297.44 |
9年目 | $28,221.72 |
10年目 | $34,151.63 |
11年目 | $38,646.40 |
12年目 | $43,352.95 |
13年目 | $48,263.49 |
14年目 | $53,366.28 |
15年目 | $59,544.83 |
手数料などを差し引きながら、10年目、15年目にロイヤリティボーナスが加算され、結果的に15年後に59,544ドル(約595万円)になります。
59,544ドル−36,000ドル=23,544ドル
23,544ドルの利益に対して税金がかかります。
23,544ドルに20.315%の所得税が引かれて18,761ドル(約187万円)が利益になり、子供が18歳を迎える頃に手元に約547万円の資産が出来上がります。
※かかる税金については税理士さんなどにきちんと相談しましょう。
≫ 積立(一括)型プラン S&P500 Index(S&P500 インデックス)
Investors Trust(ITA)の評判は?
Investors Trust(ITA)は米国の格付け会社A.M.ベストより財務力格付けをB++(グッド)の評価を得て、見通しを「安定的」と判断されています。
基本的に格付け会社の格付けでは、AAA〜Cといった格付けがされます。
(格付け会社によって表記がAaaだったりの違いは多少あります)
基本的にはAAAが最高評価となり、以下AA〜Cでは、同一ランクでも「+」や「-」の記号をつけてより細かく分類されます。
「+」の記号は、信用リスクが低く(信用度が高く)なり、
「-」の記号は信用リスクが高く(信用度が低く)なります。
※格付け会社によっては(A1、A2、A3)というように数字が付与されることもありますが、この場合は「数字が大きいほど信用リスクが低い(信用度が高い)」となります。
この表で見るとInvestors Trust(ITA)のB++は「高くなく、むしろ低いのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、これはあくまで主要格付け会社(ムーディーズ(Moody’s)、フィッチ(Fitch)、R&I、JCR、S&P)の格付け表で、実はA.Mベストはこれとは異なる格付けランクを設定しています。
A.Mベストの格付けでは英字を重ねることなく、「A+,A,B+,B,C+,C,D」といった格付けがされています。
日本企業でA.M.ベストの財務格付で、「B++」や「A」になるべく近い企業で、みなさんご存知なところで言うと
- 第一生命「A+」
- 三井住友火災海上保険「A+」
- 明治安田生命「A-」
- 東京海上日動「A++」
といったところでしょうか。
これらの企業に比べるとインベスターズトラストは歴史も浅く、規模も大きくないため財務力に差があるのは当然です。
それでも「A」に近い「B++」という「非常に良い」評価がされていて「契約者に対する義務を果たす良好な能力を有する企業」とされているので、しっかりとした信頼性を有する企業と見ていいでしょう。
お預かり総資産高「32億米ドル」
また、2021年には、お預かり総資産高「32億米ドル」を達成しました。
こういった点からもInvestors Trust(ITA)の安全性というものが伺えます。