今回は、「サンクコスト効果」についてご紹介します。この心理効果を上手く使う事が出来れば恋愛において、好きな人を自分に依存させる事ができ、長く恋愛関係を続ける事が出来ます。
恋愛以外でも、人間関係やビジネス面で活用する事で、継続的な売上やリピート率を上げることができるので、あなたの評価や価値を上げることも可能です。
今回はそんな心理効果”サンクコスト”について解説します!
サンクコスト効果
サンクコスト効果とは、すでに使った費用やコストに対して「もったいない」という心理が働き、合理的な判断ができなくなってしまう心理効果のこと。
恋愛において、別れるのにためらうのはこのコストのためです。 交際している間に使った時間や労力やお金を考えると、別れを切り出すのには勇気がいるのはこの心理効果によるもの。
つまり、サンクコストはかければかけるほど、相手から離れられなくなります。
別名:コンコルド効果
サンクコスト効果は「コンコルド効果(Concorde Effect)」とも呼ばれます。このまま投資を進めると損失が出ると分かっていても、これまでに投資した分を惜しみ、ついつい投資を継続してしまう心理的傾向のこと。ファイナンスや経済学でもよく使用されている用語で、別名、「サンクコストバイアス」ともいいます。
日常のサンクコスト効果
日常での、サンクコスト効果の一例をご紹介します。
- UFOキャッチャー
- ホストやキャバクラ
- 1週間無料トライアル
これは多くの人が経験があると思いますが、UFOキャッチャーをしたらついお金を使い過ぎてしまった…。2,3回でやめるつもりだったのに。これは注ぎ込んだお金や時間を取り返そうという心理がはたらき、景品が取れるまでやってしまう代表的なサンクコストの一例です。
また、ホストやキャバクラも同様で「この子に500万も貢いでしまったし、もう少し通い続ければセックス出来るかも」という心理もサンクコストを利用した営業戦略によるものです。
またアイドルなんかで爆発的な人気が出る現象も同じですよね。推しにお金と時間をかければかけるほど沼にハマっていきます。
これも経験ある人がいると思いますが、サブスクなどで1週間無料で体験でき、それ以降料金が発生するケースです。これは無料の1週間の期間で体験という時間を使わせることで課金へのハードル下げる心理効果があります。
このように、身近なところでサンクコスト効果は多く使われており、我々は気付かず時間やお金を搾取されていることがあります。
サンクコストをかけてくれる男を女性は本能的に好む
心理学のサンクコストについては、ここまでで理解していただけたかと思います。
そこでサンクコストと恋愛はどう関係するのか、ここから解説していきます。
結論からお伝えすると、女性というのはサンクコストをかけてくれる男を本能的に好みます。
女性が求めるサンクコスト
女性はなぜサンクコストを求めるのでしょうか。
そこには、男性と女性との生存戦略の違いが関係しています。
男女の生存戦略の違い
男女にはこのような本能的な思考の違いがあります。
- 男:タネをばら撒く
- 女:貰ったタネを育てる
これには男女の生存戦略が大きく関係していて、男性はタネをばらまくのに対し、そのタネを育てるのが女性の役割です。
男女の生存戦略や本能の違いについては、こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
【知っているだけで人生が好転する】父親ですら教えてくれなかった”恋愛の本質”
まず想像してほしいのですが、男性は腰を振って数分もすれば、子孫を残すことができます。一方で女性は、その男性から受け取った精子を約1年自分のお腹の中で育てなければいけないという大きなリスクがあります。
もしも仮に男に逃げられてしまったなんていうと、シングルマザーになり、今の時代では生きていけるかもしれませんが、人間の本能ができたはるか昔は女性1人で生き延びるのは不可能でした。
それくらい、セックスをすることは女性にとって大きなリスクなのです。
セックス=女のリスク
なので女性は付き合うまでになるべく多くのコストを男にかけさせ、セックスした後に自分に愛情やリソースをこまめに注いでくれる男性を選ぶ傾向があります。