- 「LINE FXは初心者でも安心して利用できるの?」
- 「LINE FXの特徴ってなんだろう?」
このような疑問に答えます。
- LINE FXはスマホ仕様で全体的に使い勝手がよい
- 業界最狭水準のスプレッドで取引コストを気にせず取引可能
- デモ取引がないためテスト的な利用でも入金が必要
多くの方が所有するスマートフォンにメッセンジャーアプリの「LINE」をインストールしているのではないでしょうか。
「LINE」を提供するLINEグループは、野村証券と合弁でスマホ証券のLINE証券を設立しており、LINE FXはLINE証券が提供するFXサービスです。
今回はLINE FXについて、特徴や口コミなどを初心者向けに解説します。
LINE FXとは?
スマートフォン特化型のスマホ証券であるLINE証券は2018年6月の会社設立後、2019年8月に株式取引サービスを開始し、2020年3月にFXサービスのLINE FXを開始しています。
サービス開始翌年の2021年にはFX業界において1年の口座開設数No1となり、2022年1月末時点で口座数が40万口座を突破しました。
口座数 | 40万口座突破(2022年1月末時点) |
---|---|
取引単位 | 1,000通貨単位 |
取り扱い通貨ペア | 23種類 |
スプレッド |
|
スワップポイント |
|
2022年10月末時点での各FX会社の口座数は下記となります。
FX会社・サービス | 口座数 |
---|---|
GMOクリック証券 | 736,921口座 |
外為どっとコム | 567,635口座 |
トレイダーズ株式会社(みんなのFXとLIGHT FXの合算) | 458,527口座 |
マネーパートナーズ | 347,287口座 |
2022年1月末に40万口座を突破したLINE FXは、2020年3月のサービス開始ながらFX業界中堅並みの口座数を持つ勢いのあるFXサービスです。
LINE FXの評判・口コミ
ここでは実際にLINE FX利用者の口コミをまとめてみました。
インターネット上でLINE FXの評判を調べると、下記の意見が多いようです。
- スマホですぐに取引できる取引のハードルの低さ
- 経済指標発表時や大きな価格変動時のLINE通知機能の便利さ
- スプレッドの狭さに対する魅力
- 売買シグナルの活用メリット
LINEがスマホに入っていれば申込み・取引がすぐにできるためFXを始めるハードルが非常に低いです。
LINEの通知機能が非常に便利でありPCに張り付かなくても取引でき、口座開設での5,000円のキャッシュバックがあるんです。
全体的に狭いスプレッドのため取引コストを抑えた取引ができますが、好意的な口コミが多い反面、デモ口座が用意されていない点をデメリットとする口コミもありました。
またツイッターでは下記のような口コミもありました。
LINE FX のシグナルシミュレーションがめちゃくちゃ良い。あらゆるシグナルで実際のデータでシミュレーションした結果がめちゃくちゃ細かく見られるし、シグナルの解説もちゃんとしっかりある。すごい。 pic.twitter.com/M8Vew5otlg
— Satoshi SUZUKI 🌖 (@studio3104) November 21, 2021
LINE FX
何度かスキャルピングしたけど約定もいい感じやし、スプレッド原則固定で、楽天0.7銭の時も0.2銭のままだった🤔
1万通貨〜なのは残念やけど、スキャルピング口座としてならありかも!そしてなによりUIが良い😆#LINEFX pic.twitter.com/W3AP7MMYzG
— かなやまゆうせい|スプシ芸人 (@YuseiKanayama) April 1, 2020
LINE FXの特徴
以下では、LINE FXの特徴を8つに分けてご紹介します。
- 1,000通貨単位で取引可能
- 23の通貨ペアの取引が可能
- 主要通貨ペアのスプレッド
- 主要通貨ペアのスワップポイント
- 証拠金維持率は100%
- LINEによる経済指標や価格変動の通知機能
- スマホでの簡単取引に加えLINE fx proでPCでも簡単に操作可能
- 売買シグナルの存在
それぞれ詳しく見ていきましょう!
①1,000通貨単位で取引可能
FXの取引はかつて10,000通貨単位のFX会社がほとんどでしたが、10,000通貨ではドル/円の場合、1円の逆行で10,000円の損失となるため初心者にはリスクが高いといえます。
しかし近年では10,000通貨以下で取引可能なFX会社も増えています。
LINE FXは1,000通貨単位(1ロット1,000通貨)での取引であり、初心者でもリスクを抑えてFX取引を行うことができます。
LINE FXもサービス開始当初は10,000通貨単位の取引だったところを、2020年12月に取引単位を1,000通貨に引き下げたみたいです。
②23の通貨ペアの取引が可能
LINE FXではUSD/JPY(米ドル/円)、EUR/JPY(ユーロ/円)、GBP/JPY(ポンド/円)など主要通貨ペア中心に23通貨ペアの取引ができます。
下記が同社で取引可能な通貨ペアです。
EUR/JPY (ユーロ/円)
GBP/JPY (ポンド/円)
AUD/JPY(豪ドル/円)
NZD/JPY (ニュージーランドドル/円)
CAD/JPY (カナダドル/円)
CHF/JPY (スイスフラン/円)
ZAR/JPY (南アフリカランド/円)
MXN/JPY (メキシコペソ/円)
TRY/JPY (トルコリラ/円)
EUR/USD (ユーロ/米ドル)
GBP/USD (ポンド/米ドル)
AUD/USD (豪ドル/米ドル)
NZD/USD (ニュージーランドドル/米ドル)
EUR/GBP (ユーロ/ポンド)
EUR/AUD (ユーロ/豪ドル)
GBP/AUD (ポンド/豪ドル)
EUR/NZD (ユーロ/ニュージーランドドル)
GBP/NZD (ポンド/ニュージーランドドル)
AUD/NZD (豪ドル/ニュージーランドドル)
USD/CHF (米ドル/スイスフラン)
EUR/CHF (ユーロ/スイスフラン)
GBP/CHF (ポンド/スイスフラン)
全体的には標準的な取り扱い通貨ペアだけど、他社ではあまり取り扱いのないEUR/NZDやGBP/NZDの取引可能です。
③主要通貨ペアのスプレッド
LINE FXの主要通貨ペアのスプレッドは以下の通りです。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
USD/JPY | 0.2銭 |
EUR/JPY | 0.3銭 |
GBP/JPY | 0.5銭 |
AUD/JPY | 0.3銭 |
NZD/JPY | 0.5銭 |
EUR/USD | 0.3pips |
GBP/USD | 0.5pips |
ZAR/JPY | 1.0銭 |
MXN/JPY | 0.3銭 |
ほとんどの通貨ペアが1銭以下のスプレッドとなっています。
よって通常の取引時に加えて損切り時もスプレッドコストをそれ程気にする必要がありません。
スプレッドが狭いため短期から中長期まで、幅広い取引スタイルに対応するスプレッドです。
④主要通貨ペアのスワップポイント
LINE FXの主要通貨ペアの10,000通貨あたりのスワップポイントは以下の通りです。
通貨ペア | スワップポイント |
---|---|
USD/JPY | 売り▲16:買い13 |
EUR/JPY | 売り8:買い▲14 |
GBP/JPY | 売り▲42 :買い39 |
AUD/JPY | 売り▲4 :買い1 |
NZD/JPY | 売り▲19 :買い16 |
EUR/USD | 売り0.31 :買い▲0.33 |
GBP/USD | 売り▲0.1 :買い0.08 |
ZAR/JPY | 売り▲120 :買い64 |
MXN/JPY | 売り▲20 :買い13 |
EUR/JPYやMXN/JPYのように売りと買いのスワップポイントが開いている通貨ペアもあるので気をつけましょう。
⑤証拠金維持率は100%
LINE FXの証拠金維持率は100%です。
証拠金維持率は必要証拠金に対する純資産割合のことであり、証拠金維持率が高いほどリスクは低くなります。
また証拠金維持率は下記の計算式で算出可能です。
証拠金維持率(%) = 純資産 ÷ 必要証拠金 × 100
LINE FXは証拠金維持率が100%を割れるとポジションは強制決済(ロスカット)されます。
例えばどんなロスカットになるかというと、USD/JPYの1,000通貨の取引に必要な最低証拠金が5,000円の場合、5,000円の投資資金では若干の為替変動でも純資産が5,000円を割れるためロスカットされてしまいます。
よって実際に取引する際には、最低証拠金に加えて取引スタイルに合わせた資金を証拠金に追加する必要があります。
⑥LINEによる経済指標や価格変動の通知機能
LINE FXを利用すると、LINE経由で経済指標の結果や大きな価格変動発生の配信を受けることができます。
為替市場は経済指標の発表を契機に大きな価格変動が生じるケースが多くなります。
FXでは経済指標を常に念頭に置いておくことが大切なんです。LINEで経済指標の結果を受け取ることができるため、どこにいてもスマホさえあれば経済指標の結果を自動的に知ることができます。
また大きな価格変動が生じた際もLINEの通知で知ることができるため、ポジションを持った後にPCの前に張り付くことなく保有ポジションの監視が可能です。
⑦スマホでの簡単取引に加えLINE FX proでPCでも簡単に操作可能
スマホ証券であるLINE証券が提供するLINE FXはスマートフォンで簡単にFX取引ができます。
またLINE FXではPC用の取引ツールとしてLINE FX proの提供がなされていますが、LINE FX proはLINE FXのオリジナル取引ツールであり、初心者でも直感的に使いやすいツールです。
トレードに必要なレート一覧、経済指標などのマーケットニュース、チャートを1画面にまとめて表示できるため、情報収集や注文のために別のブラウザなどを立ち上げる必要はありません。
また自分好みのトレード画面を作ることができ、PC上の自分専用の使い勝手のよいツールに仕上げることもできます。
LINE fx proはテクニカル指標も21種類の表示が可能であり、テクニカル指標の表示機能も充実しています。
⑧売買シグナルの存在
LINE FXでは過去の価格データで最適化されたテクニカル指標を元に売買シグナルの配信がなされています。
そして売買シグナルをLINEで受け取ることができます。これもLINE FXならではですね!
また売買シグナルのランキングもあり、累計損益順・勝率順にシグナルの確認が可能です。これにより通貨ペアやテクニカル指標等の条件から取引を行う際に最適なシグナルを選ぶことができます。
売買シグナルはあくまでも取引の参考情報ですが、売買シグナルを利用することで過去の統計データに基づいた取引が可能です。
LINE FXのメリット
LINE FXを利用する代表的なメリットとしては、下記3点があげられます。
- 業界最狭水準のスプレッド
- 全体的な使い勝手のよさ
- 売買シグナルを参考にトレードのルール化が可能
①業界最狭水準のスプレッド
FX業界最大手のGMOクリック証券、ネット証券大手のFXサービスであるSBI FXトレード、LINE FXのスプレッドを比較してみました。
通貨ペア | LINE FX | SBI FXトレード | GMOクリック証券 |
---|---|---|---|
USD/JPY | 0.2 | 0.19 | 0.2 |
EUR/JPY | 0.3 | 0.4 | 0.5 |
GBP/JPY | 0.5 | 0.9 | 1.0 |
AUD/JPY | 0.3 | 0.58 | 0.6 |
NZD/JPY | 0.5 | 1.1 | 1.2 |
EUR/USD | 0.3 | 0.38 | 0.4 |
GBP/USD | 0.5 | 0.89 | 1.0 |
単位:銭。LINE FXとGMOクリック証券(原則固定)は2022年3月25日時点(LINE FXはスプレッド縮小キャンペーンを反映)、SBI FXトレードは2022年2月1日~3月1日の1,001~1,000,000通貨時の実績
LINE FXは7月1日までのスプレッド縮小キャンペーン期間中、USD/JPYはGMOクリック証券と同じスプレッドで、SBI FXトレードより若干広いスプレッドです。
しかし他の主要通貨は全てGMOクリック証券、SBI FXトレードより狭いスプレッドの設定となっています。
LINE FXはほとんどの通貨ペアでFX業界において最も狭い水準のスプレッド設定がされているため、取引コストを抑えたFX取引が可能です。
LINE FXは短期取引などで取引コストを抑えたい投資家にとり非常にメリットのあるFXサービスとなります。
②全体的な使い勝手のよさ
LINE FXは2020年3月のサービス開始のためFX業界に新規参入者した形であり、従来型のシステムにとらわれないサービスの提供がなされています。
LINEでの経済指標や価格変動配信機能はその代表例です。
スマートフォン普及後の2020年3月にFX事業に参入したLINE FXは、サービスやシステムなどスマートフォンをベースに全体的な使い勝手がよく、ストレスなく取引ができます。
従来のシステムやサービスに縛られることのない新規参入者ならではの優位性が発揮されているといえます。
③ 売買シグナルを参考にトレードのルール化が可能
FXで継続的に利益を上げるには、どのような基準でエントリーそして決済・損切りを行うか、一定の基準やルールを持つことが必要です。
裁量取引で適当なエントリーと決済を行うと、損小利大で徐々に資金を減らしたり、一回の損切りで大きな損失を計上するなどに陥ります。
LINE FXではテクニカル指標に基づいた売買シグナルが提供されています。また売買シグナルランキングもあり、過去実績から勝ちやすいシグナルの選別が可能です。
売買シグナルは取引の参考情報にとどまりますが、FX初心者がルールに基づいた取引を行うための第一歩として売買シグナルの活用は有効です。
LINE FXのデメリット
LINE FXの注意点としては『デモ口座がない』という点が挙げられます。
デモ口座がないことで生じるデメリットを確認してみましょう。
デモ口座がない
LINE FXにはデモ口座が用意されていません。
よって実際にサービスを利用する際は、入金を行う必要があります。
ただしLINE FXは1,000通貨単位での取引であり、数千円程度の入金で取引が可能です。
デモ口座と違い、少額であっても入金した資金での取引となるため、実験的な取引などをLINE FXで行うのは心理的ハードルが高い部分もあります。
ただしLINE FXの取引システムやサービスは全般的に初心者でも使い勝手のよい仕様となっており、それほど迷うことなく取引ができます。
よってデモ取引による練習なしでも、LINE FXでは取引自体に手間取ることはほとんどありません。
LINE FXの口座開設方法
LINE証券がサービスを提供するLINE FXで取引を行うためには、下記の2つの口座開設方法があります。
- LINE証券で口座開設を行った後にLINE FXの取引申込みを行う
- LINE FXの口座を開設する
LINE証券に口座開設を行うもしくはLINE証券に既に口座を保有する場合は、LINE証券のサイト内でFX取引の申込みを行うだけで簡単に取引が開始できます。
一方でLINE FXに直接口座を開設する場合は下記の手続きが必要です。
- LINE FX公式サイトから口座開設の申込みを行う
- 本人確認書類として運転免許証とマイナンバー通知カードを用意し登録を行う(申込み手続きは最短3分で完了)
- 申込み完了後、最短即日にLINE FX公式アカウントからメッセージが届く
- メッセージ内のリンクからLINE FXにアクセスすることで取引が可能となる
新規にLINE FXに口座開設を行う場合でも、スマホのみで口座開設可能であり、最短即日で取引が可能です。
LINE FXのキャンペーン
以下ではLINE FXで実施中のキャンペーンと、過去のキャンペーンをご紹介します。
実施中のキャンペーン
LINE FXでは現在、下記のキャンペーンを実施しています。
LINE FX口座開設&1取引だけで最大5,000円プレゼント
期間:2020年10月3日~
キャンペーン期間中にFX口座を開設して1取引を行うだけで最大5,000円がプレゼントされる。
金額条件は下記となります。
- 1,000~10,000通貨未満:1,000円
- 10,000通貨以上:5,000円
※合計で10,000通貨以上となる場合、1,000通貨単位の取引でも5,000円付与の対象
口座開設+取引で最大50,000円キャッシュバック
期間:2021年4月19日~(終了日未定)
期間中の口座開設と取引量に応じて最大50,000円がキャッシュバックされるもの。
ただしUSD/JPYの取引は対象外なので注意しましょう。
取引量 | キャッシュバック金額 |
---|---|
50万通貨以上100万通貨未満 | 1,000円 |
100万通貨以上500万通貨未満 | 2,000円 |
500万通貨以上1,000万通貨未満 | 10,000円 |
1,000万通貨以上2,500万通貨未満 | 20,000円 |
2,500万通貨以上5,000万通貨未満 | 30,000円 |
5,000万通貨以上 | 50,000円 |
過去キャンペーン
過去に行われていたキャンペーンです。
スプレッド縮小キャンペーン
期間:2022年3月1日~7月1日
ユーロ/円などの8通貨ペアのスプレッドを縮小するキャンペーン。
対象通貨ペア | 通常スプレッド | 期間中スプレッド |
---|---|---|
EUR/JPY | 0.5銭 | 0.3銭 |
GBP/JPY | 1.0銭 | 0.5銭 |
AUD/JPY | 0.7銭 | 0.3銭 |
CAD/JPY | 1.5銭 | 0.5銭 |
NZD/JPY | 1.2銭 | 0.5銭 |
EUR/USD | 0.4pips | 0.3pips |
GBP/USD | 1.0pips | 0.5pips |
AUD/USD | 0.9pips | 0.3pips |
キャンペーンの対象通貨ペアは全て1銭もしくは1pips以下のスプレッドになります。
【まとめ】LINE FXとは
この記事ではLINE FXの特徴や口コミ、メリット・デメリットなどを解説してきました。
最後にこの記事のまとめを3点ご紹介します。
- スマホ仕様で全体的に使い勝手がよい
- 業界最狭水準のスプレッドで取引コストを気にせず取引可能
- デモ取引がないためテスト的な利用でも入金が必要
LINE FXはメッセンジャーアプリのLINEを手掛けるLINEと野村証券の合弁会社・LINE証券がサービスを展開しています。
FXサービスの開始は2020年3月で最近ですが、2021年のFX口座開設数は業界No1であり勢いのあるFXサービスです。
LINE FXは1,000通貨単位での取引のため初心者でもリスクを抑えて取引ができ、またスプレッドも業界で最も狭い水準にあります。更にスマートフォン時代に対応した全体的に使い勝手のよい仕様となっています。
LINE FXは使いやすいだけでなく総合的に見て初心者にもオススメのFXサービスと言えます!